げんじょう

げんじょう
I
げんじょう【原状】
もとのままの状態。 変化する前の形。
II
げんじょう【厳重】
〔「げんちょう」とも〕
「げんじゅう(厳重)」に同じ。

「臨幸の~なる事も侍らむに/増鏡(新島守)」

III
げんじょう【玄奘】
(602-664) 中国, 唐代初期の僧。 経典漢訳者の代表的人物で, 後世, 法相・倶舎両宗の開祖とされる。 629年長安を出発し, 西域を経てインドに入り, 戒賢について唯識の思想などを学ぶ。 645年に仏舎利・仏像および経論を携えて帰国し, 太宗の庇護のもとに「大般若経」「瑜珈師地論」などの仏典を漢訳。 インド旅行記である「大唐西域記」は地誌的資料としても重要。 のちにその旅を素材にして「西遊記」が作られた。 玄奘三蔵。 三蔵法師。
IV
げんじょう【玄象・玄上】
琵琶(ビワ)の名器の名。 唐より伝来したといい, これにまつわる不思議な伝説が多い。

「~・師子丸・青山三面の琵琶を相伝して/平家 7」

V
げんじょう【現場】
「げんば(現場)」に同じ。
VI
げんじょう【現成・見成】
〔禅宗で「現前成就」の意〕
眼前に出現していること。 自然にできあがっていること。
VII
げんじょう【現状】
現在のありさま。 今の目の前の状態。

「~を打破する」

VIII
げんじょう【絃上・玄象】
〔「けんじょう」「げんしょう」とも〕
能の一。 五番目物。 作者未詳。 藤原師長(モロナガ)が琵琶(ビワ)の奥義を究めようと入唐を思い立ち, 思い出に須磨(スマ)の月を見に行くと, 村上天皇が老人となって現れ, 師長の入唐を断念させる。
IX
げんじょう【還昇】
かんじょう(還昇)

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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